1章 必要な物

 何をするにも道具が必要で、C言語でWindowsアプリケーションを組むにも道具がいります。筆者は、マイクロソフト社のVisual C++バージョン5プロフェッショナルエディションとインプライズ社のTurbo C++バージョン5.0J for Windows95/NTを使っています。また、これらを使うには、MS-Windows95/98/NTが必要ですし、これらのOSが動かせるハードが必要です。

 現在、いろいろなメーカーから売り出されているWindows用のC/C++の処理系は、主に、C++でMFCやOWLなどのクラスライブラリーを用いたときに、違いが歴然となる事が多いと思います。つまり、この講座が対象とするC言語でWindowsプログラミングをするにあたっては、大きな差はありません。従って、とりあえずWindows用のCコンパイラと思うなら、Turbo C++バージョン5.0J for Windows95/NTで十分です。Windows3.1用のTurbo C++と異なり、必要と思われる物は全て揃っています。また、Visual C++の統合環境に比べTurbo C++のそれは、比較的小さなモニターでも使いやすく、ノートパソコンでも使いやすいと思います。また、Visual C++に比べてTurbo C++の方がエラーメッセージが適切で修正しやすいと思います。

 しかし、標準ライブラリーは、Turbo C++とVisual C++でも若干異なり、何かを標準と決めないと混乱が生じる可能性があります。また、Windowsアプリケーションは、リソーススクリプトという言語で画面要素をプログラムとは独立して定義出来ます。これは、HTMLの様な物で、これまでもテキストエディタで記述するのは非現実的です。実際は各処理系に便利なツールが付属しており、まさにビジュアル編集出来ます。このツールが処理系により操作の仕方が大きく異なるのです。以上のような理由から、筆者は個人的にはTurbo C++が好みなのですが、マイクロソフト社純正のVisual C++バージョン5をこの講座の標準にするのが適切と判断しました。しかし、出来るだけ、処理系依存の個所を少なくしていくつもりです。
1999年1月6日
修正2001年4月12日


著作権者:近藤妥

  • 最終更新:2018-03-12 02:15:51

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